英会話の正解は、カラオケが教えてくれました

セブ島から滋賀に

帰国したばかりの私ですが、

先週、

5日間ほど

実家のある宮崎へ帰省していました。

今回ももちろん、

私一人で3人の子どもたち

(9歳・6歳・3歳)

を連れての飛行機移動です(笑)

今回の帰省には、

どうしても果たしたい目的が

ありました。

去年の暮れに祖母が他界し、

一人ぼっちになってしまった祖父。

90歳ですが体はすごく元気で、

頭もものすごくしっかりしているのですが、

最愛の妻を

亡くしたショックが

あまりにも大きく、

家に引きこもって、

ほとんど外に出ない生活に

なってしまっていたのです。

「私たちが帰ることで、

おじいちゃんをいっぱい外に連れ出して、

少しでも元気になってもらおう!」

そう決めて、

毎日のように

おじいちゃんを外へ連れ出しました。

とはいえ、

我が家の一番下の娘は

まだ言葉もおぼつかない3歳です。

3歳の子どもから

90歳のおじいちゃんまでが、

夏の暑い盛りに

みんなで一緒に

気兼ねなく過ごせる場所となると、

本当に限られています。

頭をこねくり回して考え抜いた結果、

閃いたアイデアが

「キッズスペース付きの

カラオケボックス」でした。

ここなら、

子どもたちは

疲れたらおもちゃで遊べるし、

歌が大好きなおじいちゃんも

涼しい部屋でゆっくり歌えるはず。

そうして、

みんなでカラオケへ行きました。

私はあえて、

おじいちゃんの好きな演歌を

歌い続けました。

特に、

おばあちゃんが生前に大好きだった

瀬川瑛子さんの『命くれない』

これは、

私が小さい頃、

祖母に

一番最初に教えてもらった

思い出深い1曲で、

いまや私の十八番(おはこ)

でもあります。

今のカラオケって、

高精度な

採点システムがありますよね。

画面に黄色いバーが出てきて、

音程が合っていれば光り、

間違っていれば

違うところに線が引かれる、

あれです。

『命くれない』を歌う時も、

画面には

点数を測るモードが

表示されていました。

最初のうちは、

画面に出てくるバーを見ながら

「なんとかこの基準の棒に

自分の音程を合わせよう」

と必死に歌っていました。

でも、

だんだん歌っていて

勝手が悪くなって

きたんですよね。

自分の思うタイミングで

こぶしを入れると

音程がズレたと判定されたり、

「ここで『しゃくり』を入れると

ポイントが高くなるから」

と、わざとらしく

違う歌い方をしてみたり……。

画面の中の「正解の基準」を

意識しすぎるせいで、

自分らしい歌がまったく

歌えなくなってしまっていることに

気づいたのです。

「よし!

もう画面を見るのはやめよう!」

2番からは、

採点バーを思いっきり無視する

ことにしました。(笑)

画面なんて見ず、

むしろ視線を右斜め上に向けて、

演歌っぽく、

且つ、

天国のおばあちゃんに

直接届けるような気持ちで、

心を込めて

自分なりのスタイルで

歌いきりました。

すると歌っている途中、

ある異変に気付いたんです。

ふと部屋の隅に目をやると……

一緒に聞いていた私の母が、

声を詰まらせて

号泣していたのです。

母にとって

『命くれない』は

おばあちゃんの歌

そのものでした。

おばあちゃんの生前の写真を

携帯で眺めながら

この曲を聞いていたので、

昔の思い出が一気に

溢れ出してきたのでしょう。

「もう!

歌ってる途中で泣くなよ~(笑)」

と心の中で思いながらも、

私は最後まで感情を込めて

3番を歌いきりました。

曲が終わり、

画面に表示されたカラオケの点数は

「92点」くらいだった

と思います。

機械の基準から見れば、

決して100点満点ではありません。

でも、

母の心を激しく揺さぶり、

本気で感動させたという意味では、

私の歌は間違いなく

「100点満点」だった

と胸を張って言えます。

これって、

英会話でも全く同じことが

言えませんか?

「しっかりした文章で話さなきゃ」

「綺麗な発音じゃなきゃ」

「文法が100%正しい文章で

言わないといけない」

そんなふうに、

教科書通りの「正解のバー」に

自分を合わせようとすればするほど、

体は萎縮して、

言葉はうまく出てこなく

なってしまいます。

それどころか、

話すことに躊躇して、

1歩目も出にくくなりますよね。

でも、

本当に大切なのはそこじゃない

んです。

たとえ文法を間違えてもいい、

発音を間違えても、

基準からはみ出してもいい。

それよりも、

「伝えたい」

という想いを込めて、

自由に、

自分の言葉でしゃべる方が、

ずっと相手の心に届きます。

お互いに通じ合えたり、

喜んだり、

おしゃべりが弾んで

楽しい時間を共有

できたりするのです。

歌の素晴らしさが

機械の点数では測れないのと

同じように、

あなたの英会話の素晴らしさも、

テストの点数

なんかでは

絶対に測れません

もし、

あなたの目的が

「試験の点数を上げること」なら、

基準に合わせる練習を

ひたすらすればいい

と思います。

でも、

このブログを

読んでくださっている

あなたの目的は、

きっとそうではない

はずです。

もっと自由に、

間違えてもいいから、

あなたらしい自身の言葉を

相手に届けてみませんか?

どこでこぶしを入れたって、

どこでしゃくったって、

それはあなたの自由です。

もっと心を解放して、

会話そのものを

楽しんでいきましょう。

歌を歌いながら、

そんな大切なことを

改めて実感した浅井でした。

P.S.

実は私、

密かに抱いている

大きな夢があるんです。

いつか瀬川瑛子さんの

『命くれない』を引っ提げて、

NHKの『のど自慢』に出場したい

と思っています!

実はこれまでに2回

応募しているのですが、

どちらも一次書類選考(?)

で落選中……(涙)。

いつか絶対にあのステージに立って、

おばあちゃんの歌を

全国に響かせてやるぞー!

と燃えています(笑)

自分も私らしい言葉で伝えたい!

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