セブ島に来て約2ヶ月が経ちました。
子どもたちも現地の学校に通い、
フィリピン、韓国、アメリカ、ガーナ、など、
様々な国籍のお友達と
毎日とても楽しそうに遊んでいます。
今日は、
9歳の息子の話をさせてください。
息子は小さい頃から手先が器用で、
今は折り紙のスキルが
ものすごくあります。
そんな彼が、
この2ヶ月間
一緒に過ごしてくれたお友達や先生に、
感謝の気持ちを込めて
折り紙のプレゼントを作る
と決めました。
作ったのは「くす玉」と呼ばれる、
30枚の部品を組み合わせて作る
立体的なボールです。

1個作るのにかかる時間は
約1時間。
お友達や先生の分、
予備も含めて、
彼は「20個作る」と決めました。
1ヶ月ほどかけてコツコツと作り上げ、
完成したときは本当に感動でした。
日本人にとっては
馴染み深い折り紙ですが、
外国の人から見たら驚くほど難しく、
魔法のような作品です。
「これを見たらみんなびっくりするぞ、
喜んでくれるかな」と、
渡すのを
とても楽しみにしていました。
息子は少しシャイな性格です。
どうやって渡すか、
どんな言葉をかけるか、
私と一緒に英語の文章を考え、
ノートに書いて
読む練習もしっかりと重ねました。
「よし、明日先生に渡すぞ!」
と意気込んで
学校へ向かったのですが……。
その日の夕方、
学校から帰ってきた息子は、
作品を持ったまま渡せずにいました。
理由を聞くと
「朝の集会で
担任の先生がバタバタしていて、
タイミングがなかった」
と言います。
確かに先生は忙しそうでしたが、
私は「せっかく作ったのに、
すぐ言えばいいのになあ」
と思いつつ、
息子の様子をただ観察していました。
しかし次の日も
「今日も先生が
忙しそうだったから」と、
渡せずに帰ってきたのです。
そのとき、
私はハッとしました。
この子は自分の中で
「渡さないでいい言い訳」
を作って、
一歩を踏み出すのを躊躇している。
このままだと、
いつまでもタイミングを逃してしまう、
と気づいたのです。
あなたにも、
こういう経験はありませんか?
「言おう」「やろう」
と思ったのに、
いざとなると勇気が出ない。
ずるずる後ろ倒しになって、
結局は
挑戦できないまま終わってしまう。
これは本当に
一瞬の勇気が出ないことによる
「機会損失」
です。
幼い息子は
何も考えていなかったかも
しれませんが、
母親としては、
どうしても
「勇気を持って一歩踏み出す」
という経験を
してほしかった。
そこで私は、
息子に一つだけ
「優しい嘘」
をつくことにしました。
「お母さん、
先生に『息子から話がある』
って連絡しておいたから。
あとはあなたが話しかけるだけだよ」
もちろん、
先生には一言も言っていません。笑
私がすべてをお膳立てして、
先生から
話しかけることを促してしまったら、
レールを敷かれた環境でしか
行動できない子になってしまう
と思ったからです。
自分の力で
踏み出してほしい。

「嘘も方便」と、
実験のつもりで
背中を押してみました。
すると次の日、
なんと無事に渡すことができたのです!
「もう逃げられない」
と覚悟を決めた息子は、
一歩踏み出し、
自分から先生に話しかけ、
伝えたい英語をしっかりと言えました。
そこからの景色は
一瞬で変わったそうです。
先生はびっくり&大喜びし、
それを見たお友達も大興奮。
息子も嬉しくなって、
その場でまた違う形の
折り紙を作ってあげたら、
その友達が別の友達をよんできて
更に作ったり…
としていると、
あっという間に
息子の前には大行列ができたそうです。
そこには言葉の壁を越えた
最高の「笑顔の循環」
が生まれていました。
この出来事を通して、
私は深く実感しました。
人間は、
逃げようと思えば
いくらでも「できない理由」を作る
ことができます。
「忙しいから」
「タイミングじゃないから」
「自信がないから」
「英語が話せないから」
こうやって私たちは無意識に、
今のままの居心地が良い場所
(コンフォートゾーン)に
とどまりがちです。
そこから一歩前に踏み出すのは
大人だって怖いものです。
けれど、
あえて逃げられない
環境に身を置いたり、
誰かにそっと
背中を押してもらったりすると、
どうなるのか?
言い訳はさっと消え、
行動は変わり、
結果は劇的に変わっていきます。
もし、
今のあなたに
「一歩踏み出したい場所」
があるのなら。
一人で言い訳を作ってしまう前に、
あえて頼れる
誰かに背中を預けてみるのも、
悪くないかもしれません。
もし、
「英語に挑戦してみたい」思いが
あるのなら。
あなたが安心して
新しい扉を開けられるような、
そんな温かい環境で、
私はあなたを待っています!

P.S.
実は私、
子どもたちにずっと伝えていることが
あるんです。
「お母さんが
この世からいなくなったとき、
お墓なんていらないから、
私が残したYouTubeの動画と、
これまで書いたメルマガやブログを全部、
爪の先から頭のてっぺんまで
一言も漏らさずに見てね」って。
大袈裟かもしれないけれど、
ここに紡いできた言葉や、
私の喋ってきた姿こそが、
私がこの世界を生きた
本物の「証」だと思うから。
ということは、です。
今日ここに書いた
「お母さんの優しい嘘」の真相を、
息子が知るのも、
ずっとずっと未来の、
私が星になってからのこと。
「へへへ、ごめんね。
あの日、
実はお母さん嘘をついてたんだよ。
でもね、
どうしてもあなたに
一歩を踏み出してほしかったから。
許してね、テヘ!」
未来の息子へ向けた、
時空を越えたラブレターを、
あなたにも
少しだけお裾分けさせて
いただきました。笑
安心して新しい扉を開けられる環境が気になったら


